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2017年11月21日 (火)

自分のお墓は必要ない、と考えている方へ

こんにちは、「水の家系」を継ぐ、正統の陰陽師
第27代・安倍成道です。

最近、街なかで新しくできる施設で目立つのが葬儀場です。日本は世界でも有数の高齢社会なので当然といえば当然なのでしょうが、葬儀場も最近の風潮を反映してか家族専用の小規模会場も多くなっているようです。

家族や親戚が多かった昔と違って、今はその関係も希薄で、子どもの数も圧倒的に少なくなりました。

昭和の時代、祖父母のお葬式となれば、一族はもちろん近隣の人々から仕事やプライベートで親しかった人が列をなしたものでした。

そして、葬式のあとは永代供養のお墓に入り、命日や盆暮れ、彼岸などには故人を偲ぶ人々がお参りに訪れるのが日本人の習慣として長く根付いています。

ところが、最近ではお葬式にお金をかけるのはもったいない、葬式の時に集まる場所は葬儀場しかないし、わざわざ来てもらうのも互いに気を遣うので、ひっそり家族だけで葬式をあげてほしいという方も少なくありません。

また、業者の間でも価格競争が進んでいます。また、家族葬もせずに密葬を希望する方、お墓もいらないので、希望の場所に散骨(自然葬)をしてほしいという方も増えており、対応するサービスも活況のようです。

それが世の中の流れだから、と言ってしまうとそれまでなのですが、陰陽師の立場から言わせていただきますと、お墓だけは絶対に必要です。

これまでにもこのブログで申しましたが、お盆や彼岸などには故人があの世から戻ってきてお供え物のある自分の墓に立ち寄ります。成仏している故人はお酒の臭気だけで酔うことができます。

大昔は土葬で故人を土中に埋めたことも多かったのですが、その故人はやがて土に返り、そこに植樹すれば人体の養分を吸い育った木が見事な花を咲かせるようになります。墓地などに桜が多いのは、そのせいもあるのです。

この場合は、土に返ってしまった故人の墓標は育った木となります。

最悪の場合、立派な墓石でなく、石や木を故人を埋めた場所に置くことでお墓の代わりにもできます。とにかく、故人が立ち寄れる自分の場所がここだ、という目印が必要なのです。

散骨する自然葬の場合でも、法律の関係で故人の骨を全てでなく、一部だけ散骨することになります。残りはお墓に収めていただくことが理想です。

故人の意思を尊重して残りの骨を骨壷に収めたまま自宅に置いておく方もいらっしゃると思うのですが、これはお勧めできません。

というのも、お盆で故人が戻る時、墓に寄るのは汚れを落として綺麗な状態で家に帰るためなのです。ところが、お墓がなければ、汚れを直接家に持ち込んでしまうことになるのです。

そのためにも、小さいお墓でも良いので、故人に用意してあげてください。

最近では引き取り手のない無縁仏も社会問題になっていますが、お寺で無縁仏供養の共同墓地でも成仏はできるはずです。

もうひとつ、自然葬の場合は身体の一部が自然と一体化するため、身体が増えると考えられています。

ところが、兄弟や本家・分家などで分骨するのはよろしくありません。この場合は、身体が別れてしまうことになってしまうのです。血縁の家にあることは悪くはありませんが、できれば分骨は避けていただきたいです。

お墓や葬式に関する悩みは鑑定でも多いのですが、ご自分の終活として捉えている方も増えています。

お悩みの方はなんなりとご相談ください。

それでは、また。このブログで鑑定所でお会いしましょう。

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