陰陽師について

2018年6月19日 (火)

結界のはじまりと神社――第1回

こんにちは、「水の家系」を継ぐ、正統の陰陽師
第27代・安倍成道です。

陰陽師のメインの術である結界については、
このブログを通じて何度もお話をしてきました。

ですが、肝心の結界の術の始まりについては、
まだお話していなかったのではないかと思います。

そこで今回は、結界の術が生まれたいきさつについて
詳しく書いてみることにしましょう。

結界の正体をひと言でいうと、「区切るもの」です。

つまり、あるものとあるものの間に「一線を引く」。
これが結界の始まりです。

日常のなかにも結界はたくさんあります。

たとえば食事のとき、膳の手前には箸が置かれます。

箸の向こうの食べ物は、神様が私たちに下さったものであり、
その時点ではまだ神様のものです。
そして箸の手前は、私たちの暮らす世界です。

おわかりでしょうか?
膳に置かれる箸は、それ自体が結界なのです。

では、最初の結界はどこに引かれたのでしょうか。

陰陽道の世界において、
最初にできた結界を「封印呪」(ふういんしゅ)といいます。

文字そのままに、「封印する呪」。

一線を引いて、あるものを閉じ込めるための術です。
これが結界の始まりでした。

ということはそのとき、
何かを閉じ込める必要があったということになります。

封印するものと聞けば、
だいたいの方が悪霊や魑魅魍魎など、
恐ろしいものをイメージすることでしょう。

でも、そうではありませんでした。

最初に結界で封じ込めようとしたもの――。

それは「神」という存在でした。

陰陽師は神を封印しようとしたのです。

陰陽道の最初の結界は、
神を封じ込めるためにつくられた術だったということです。

では、どんな神を封じ込めたのでしょう?、

一言主(ひとことぬし)という神様がいます。

その名の通り、たったひと言ですべてを決めてしまう神様です。

「病」といわれれば、その人は病気になってしまいます。
「死」といわれたら、死ぬのです。
「洪水」といわれれば洪水で家屋は流され、
「飢饉」といわれれば人々は飢えてしまうのです。
逆に「富」といわれると、その家や地域は栄えます。

本当にとんでもない力を持った神様です。

その一言主が、いまでいうスランプに陥ったことがありました。
悪い言葉ばかりを口にするようになってしまったのです。

これはまさに、恐怖以外のなにものでもありません。
思い悩んだ当時の人々は、ひとつの決断をしました。

仕方がない、神様をなんとかしてもらおう――と。

そこで登場したのが陰陽師です。

ただし、やったのは安倍晴明ではありません。

やがて晴明の師匠となる陰陽師の一族、賀茂氏でした。

彼らはここで結界の術「封印呪」を初めて使い、
一言主を封印することに成功しました。

人間の呪術で、神様を封印したのですから、ものすごいことです。

以後、結界は晴明の登場まで、
もっぱら「封印」する術として使われるようになったのです。

では、神様はどこに封印されたのでしょうか?
いうまでもありません。

神社です。

次回はその神社についてと、
「封印呪」から現在の結界に至るまでをお話をすることにしましょう。

それではまたこのブログで、鑑定所でお会いしましょう。

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■鑑定・除霊、結界などをご希望の方は、公式サイト から、
お問い合わせください。
鑑定は火金・土日祝日に行っています。

除霊、結界張りなどの相談や、陰陽師・陰陽道に関する質問も受け付けております。

出張鑑定も承ります。お気軽にご相談ください。

公式サイトのフォームからメールでお問い合わせ、ご予約、
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下記の電話番号まで、お気軽におかけください。

晴和の会 TEL(予約用):03-5360-6160

予約受付は平日のみとなります。

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2018年6月 6日 (水)

陰陽師の術に欠かせない、大切な要素とは!?

こんにちは、「水の家系」を継ぐ、正統の陰陽師
第27代・安倍成道です。

このブログでも何度かお話ししているとおり、私たち正統の陰陽師は1080種類の術を使うことができます。

要人の守護の役割を担う私たち「水の家系」の陰陽師は、そうした術のなかでも、特に「先読み」や「結界」、「除霊」などを得意としていますが、その他の術他の五家(木の家系・火の家系・土の家系・金の家系・宗家)が得意とする術についても、もちろん使うことはできます。

そのように多種多様な「術」を生み出す際に、私たちがどのようなことを行なっているのかということを簡単に説明させていただきたいと思います。

どのような術であれ、何がしかの目的を達成するために存在します。

たとえば結界であれば、人に悪影響を及ぼす「霊的な存在」や「呪詛(じゅそ)」、「負のエネルギーを宿した念」などがある特定の建物や土地に入らないようにする、または人に憑かないようにするということなどが目的です。

そしてその目的を達成するためには、「念」が深く関連しています。

例えば「霊的な存在」を、住居に入れないようにするために結界の術をかけるとします。

その際に私が行なうことは、まず「霊的な存在を、(対象となる)住居に入れない」という強固念を発するということです。

そしてその念を土台として、"霊的な防御壁=結界の術"を築いていきます。

建築物に例えるなら、確かな基礎部分(念)を築いてから、その上に建物(術)を建てるということだとイメージしてください。

そのように術の土台となる念を、陰陽道では「呪願(しゅがん)」と呼びます。

冒頭で述べたように陰陽道の術は1080種類ありますが、その多くはこのように、陰陽師自らが発する「呪願(念)」を土台として組み立てられています。

つまり、相談者の方の悩みや不安を解消するために、私の強い念を使っているということです。

私たち正統の陰陽師は、長きにわたって人々の懊悩や不安などと向き合い、それを解消しようと苦心するなかで多くの術を編み出すとともに、人生を切り開くための知恵を蓄積してきました。

心の負担を軽減し、より良い道を歩むための英知の宝庫を、私たちは有しています。

何がしかの不安やトラブルを抱えている方。

解決することが困難と感じる悩みがある方。

長年にわたる懊悩で疲れ果てている方。

人生の大切な分岐点に立っている方……

どんなことでもかまいません。鑑定室で気軽に相談してください。

陰陽道の知恵であなたの悩みを解消し、より良い道が開けるようアドバイスさせていただきます。そして必要とあれば、そのつど最良の術を施させていただきます。

それでは、また。このブログで鑑定所でお会いしましょう。

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2018年5月23日 (水)

月光浴は本当に効果がありますか?

こんにちは、「水の家系」を継ぐ、正統の陰陽師
第27代・安倍成道です。

満月の夜は、晴れていれば月の光でかなりの明るさになります。

本来は暗い夜を、歩くのに苦もないほど足元を照らしてくれる満月の光は、古代の人々にとって、とてもこころ強いものだったことでしょう。

平安の時代、夜になれば百鬼夜行が徘徊すると思われていたほど闇は恐ろしいものでした。そんな時代に明るさをもたらしてくれる月明かりはどれほどありがたかったものか。

現在と違って町は夜ともなれば門が閉ざされ、町の外は真っ暗。月明かりなしではとても歩けたものではありません。

町中も街灯があるわけではありませんから、やはり夜は闇が支配していました。

今でも、郊外や山奥ではその頃と似たような闇が存在しています。

私が育った家は山道をえんえん歩いて学校に通わなければならない場所にあったので、帰りが遅くなれば真っ暗です。そんななか。満月はとてもありがたいものでした。

さて、読者の方の中には、こうした満月の光を浴びる「月光浴」をされている方もいらっしゃるようです。

鑑定においでになる方からも時折りお聞きします。

なかには財布を満月にかざして金運アップを願うのだとか。都市伝説のような開運術ですが、陰陽師としては、あまり効果があると思いません。

もしやるのであれば、願いを口に出して言霊としてください。

月の光には浄化する力はありますが、
願いを成就するという力はあまりありません。

願掛けをするのであれば、月の光より、日の出の太陽がいちばんです。

では、月光浴はどのくらいすればいいのでしょうか。

答えは2,3時間です。

長めの時間になりますが、これには理由があります。

月の光というのは、地球の反対側にある太陽の光を月の表面が反射している一種の間接光です。そのため、月の光は優しく、癒やす力のほうが優れています。ところが反射光のため、エネルギーは太陽よりも落ちてしまいます。

これは、最近話題になる「スーパームーン」で地球までの距離がいつもより近いときでも同じです。

日本の暦には十五夜のお月見という、月をじっくり眺める日があります。

毎月1回、満月の夜に邪気払いを兼ねて月光浴を楽しむのも良いのですが、月がきれいに見えて、風情のある時期に月を見るイベントが古来から設定されていますので、そういう時こそ、ゆっくりと月光浴を楽しんでいただければと思います。

そもそも邪気払いはそうそうする必要はありません。何かしら、いわくのある家や人でなければ大丈夫です。

なにより月光は、人を包むように優しく癒やし、同時に御度の流れも整えてくれます。

古来、陰陽師がこの日をどう楽しんでいたのかは下記の記事をお読みください。

十五夜、十三夜の月を、杯に…
http://onmyozi.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-8c3d.html

平安貴族を気取って、屋外やウッドデッキなどでお酒を軽くたしなみながら過ごすのも悪くありません。

星を観てきた陰陽師としては、現代でもひとりでも多くの方が夜空に興味をいただいていただくのは嬉しいことです。

ぜひ、月光浴を楽しんでください。

それではまた、このブログで、鑑定所でお会いしましょう。

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2018年5月 8日 (火)

陰陽師がどのように鑑定を行なうか、説明いたします

こんにちは、「水の家系」を継ぐ、正統の陰陽師
第27代・安倍成道です。

私の鑑定室には定期的に来られる方が多くいらっしゃいますが、最近になって、ご紹介やブログ・書籍などで私のことを知ったという方や、陰陽道についてあまりよくご存じないという方もよく来られるようになりました。

このブログをご覧になっている方のなかにもそのような方が、きっとおられることでしょう。

「陰陽師の鑑定が、どのようにして行われるか知りたい」という方も少なくないはずです。そのような方のために、今回は私の鑑定の進め方についてお話ししましょう。

私の鑑定室に来られる方のお悩みは様々です。人間関係の問題や、金銭関係の悩み恋愛相談健康に関する心配ごと家族や親族とのトラブル霊的なことに関する不安……。時には人の生死に関わるほど、深く大きな悩みを抱えられている方も相談に来られます。

その他にも、転居の際の吉日や吉方を知りたいという方。新築や改築にあたっての地相・家相の相談土地や住居に結界を施してほしいという依頼など相談事の種類は実に様々。なかには出張を伴うご相談もありますが、どのようなお話であれ、私はまずご本人と直接お会いすることにしています。

ご本人から相談内容を直接伺った後、最初に私が行なうのが「先読みの術」です。

"術"というと少々大仰に聞こえるかもしれませんが、相談者の方の目を見るのです。

そうすることで、相談者の方の現状や将来の出来事が、私には映像のように、または何枚もの写真が連続して写しだされるように見えてきます。

そのような光景のなかから、相談内容に関係して特に重要となる出来事や、先々の災厄などを読み取ったうえで、最も良い選択をして生きていけるよう、アドバイスしていくことにしています。

また、必要であれば1080種類ある陰陽道の術を、状況に応じて使うこともありますし、場合によってはご自宅や職場などに赴いて、術を施すこともあります。ですが、その場のアドバイスのみで解決できることがほとんどです。

ちなみに、先読みによる私のアドバイスはわかりやすく具体的にお伝えしています。

たとえば相談者の方が、将来、事故に遭うということがわかった場合、もし、その方が事故に遭う前後にカレンダーや時計などを見ていれば、その方の目を通して日時がわかりますし、そうしてなかったとしても周囲の人の服装や木々の色づき加減から、季節を読み取ることができます。

また周囲にある店舗や看板などから、場所をある程度(場合によってはかなり限定的に)お伝えすることも可能です。その時期や一定の地域に注意することで、事故を回避できる可能性が高まります。

このようなお話をすると、「自分が知られたくないことまで見られてしまうのでは」と心配する方がおられるかもしれませんが、ご当人が隠したい、見られたくないと思っていることを見ることはありません。

私が拝見するのは、その時の相談事に関わる出来事や、努力や注意によって避けられる災厄などについてのみなのでご安心ください。

このようにして鑑定を行ない、相談者の方が納得された後、私は最後に「式神」をおわたししています。

陰陽師が術に用いる式神には様々な種類がありますが、鑑定の際におわたししているものは、「擬人式神」と言われているもの。

人形(ひとがた)の神に相談者の方の御度(気)を移したうえで、私の念を込めてつくります。

これはいわば護符の役割をもたせたもので、本人に代わって災厄を受けてくれます。

実際に、式神が身代わりになった際には、たとえ破れようがない場所にしまってあったとしても式神が破れているので、定期的に確認してみることをお勧めします。

また、相談者の方の状態によっては、式神をおわたしする代わりに「御度入れ」を行なうこともあります。

これは御度(気)を用いて、相談者の方の心身に宿る生命力を高める術です。相談者の方の御度の状態を拝見し、その方の御度が極度に薄くなっていたり、流れが滞って調整の必要があると判断したときには、その人の肩に私の手を当て、そこから御度を流し込みます。

そして薄くなった御度を濃くし、滞った流れを調整するのです。御度入れの必要があるかどうかについては、その都度判断しているので、鑑定時にご相談ください。

さて、今回は私の鑑定について説明してきました。

陰陽師というと、映画や小説などの影響から「少し怖いのでは……」と思っている方もおられるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。

悩みや不安をお持ちの方、また人生の岐路にさしかかっていると感じている方などは、ぜひ鑑定室にお越しください。

それでは、また。このブログで鑑定所でお会いしましょう。

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2018年4月25日 (水)

ついてない、悪いことばかりだ、というあなたへ

こんにちは、「水の家系」を継ぐ、正統の陰陽師
第27代・安倍成道です。

鑑定所にはいろいろな方がそれぞれ違った悩みを抱えておいでになられます。

十人十色と申しますが、毎日のようにたくさんの方をお会いして話をお聞きすると、あることに気がつきます。

それは、「相談内容は本質的に同じでも、それを語る言葉がまったく違う」ということです。

当たり前のことではありますが、鑑定で御度や背後の霊、これまでの人生とこれから先の未来を見通すと、語り口の違いが人生に大きく影響を及ぼしていることも珍しくありません。

人は、自分にとって不幸な出来事が起こったり、困ったことが立て続けに起こると、
「どうしてこんな目に遭うんだろう」
「自分はいいことがない人生を過ごしている」
「なにかしようと思うと失敗する」
などと、ネガティブなことを考えがちです。

鑑定所に来る方の多くは、ネガティブな思いを自分ではどうしようもなくなっています。だからこそ、鑑定所に来るという選択をしたのでしょう。

ところが、主にリピーターの方に多いのは
「先生、こういうことがあって……」
と、特に困ったふうでもなく、淡々と困った出来事を私に語る方です。

実は、こういう方のほうが運命は良い方向に向かっていきやすいのです。

嫌なことが起これば、大抵の人は嫌な思いをしますし、人生に大きな影響があったのであれば、そのことをいつまでも考えて

「あの時こうしていれば」
「あいつが悪いんだ」
「いや、そもそも自分がそういう星の下に産まれているんだ」

などとネガティブな思いでがんじがらめになってしまいます。

これは、よりネガティブな方向へあなたをひきづりこんでいく危険を伴っています。

できる限り、極力、笑顔を心がけること。

私は、悩みに捕らわれている方にそう声をかけさせていただいています。

きついことがあって、悩んでいても、顔だけは笑顔をできるだけ作って下さい。そうすればいい流れを呼び込むこともできるのです。

悩んで下を向いてしまうと、開かれている可能性に気づくこともないでしょう。

悪い御度や死霊などもそのネガティブな思いに引き寄せられてきます。

また、視野も思い込みで狭くなりがちです。そういう時に、解決方法があるにも関わらず、視野が狭まっていることで最悪の解決法しか見えない、思いつかないこともあるのです。

しかし、そんな中、辛くても顔だけでも笑顔を作ることができれば、それが自信になり、視野も一気に開けてきます。

それがなかなかできないという場合は、気が済むまで何度も鑑定所においでください。

もし、あなたが霊のせいだ、というのであれば、当然、背後の霊も観ます。その結果、不幸が霊のせいでなければ、あなたに必要なのは笑う気力を取り戻すことです。

また、その出来事があらかじめ予定されていた運命であることもあります。

乗り越えることで、この先の苦難を乗り越えることができ、幸運を達成するのです。

少しでも笑顔を取り戻せるよう、まずはあなたに起こっていることを説明する言葉をネガティブなものからそうでない言葉に置き換えてみましょう。

すると、それだけで「意外に大したことがない」話に思えてきませんか?

また、会う人会う人に呪詛のように悪い言葉で話すのも、結果として言霊となってしまいますから、愚痴や文句、またネガティブな言葉を好んで使っている方は、その姿勢が不幸をよびこんでいる可能性を考えてみましょう。

自分のそんな性格がいやだ、と思っている方には、その性格がどこから来ているかを鑑定から見極めましょう。

ひとりでも多くの方を、本来向かうべき正しい道へ導いて差し上げるのも、私ども陰陽師の大切な役割なのです。

それではまた、このブログで鑑定所でお会いしましょう。

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2018年4月 5日 (木)

春は「人間関係」の悩みが生じがちな季節です

こんにちは、「水の家系」を継ぐ、正統の陰陽師
第27代・安倍成道です。

都心部では先ごろまで満開だった桜が新緑に染まり、初夏を思わせる気候が続いています。この季節には転勤や転職、進学などによって、新しい環境に身を置くことになった人も多いことでしょう。

そのような時期に不安・不満の種になりがちなのが、「人間関係」です。

これまでとは異なるメンバーのなかに入り、一から人間関係を築くことになると、人はいつも以上に気を遣います。

気難しい人や、なかなか心を開いてくれない人、敵意をあらわにしてくる人など、扱いにくい人がいる環境だとしたら、気配りをするシーンは自ずと増えることになります。

そのような環境で過度に気を遣っている人に会うと、私にはどのように見えるかというと……当人の身体を取り巻いている御度(気)が、外部に向かって散じているように見えます。

通常、御度は身体の周囲を時計回りに回っていますが、の御度が自分の身体から削ぎ取られるようにして離れ、少しずつ消失している状態になっているのです。

そうした状態が長く続くと、御度は本来の色が薄まっていき、人は心身ともに弱ってしまいます。

御度は生命力の源ともいえるものなので、散じて薄い状態が続くと、物事に前向きに取り組むエネルギーが落ちたり、何事に対してもが消極的になったり、心身に不調をきたしたりということが起こります。

状態がさらに悪化すると、気が滅入って職場や学校に行けなくなるということにもなりかねません。

そのような状態に陥ってしまう前に、日頃の不満を小まめに発散することが大切です。

親しい友人や家族に悩みや不満を聞いてもらったり、趣味やスポーツに思い切り打ち込んだり、友達とカラオケをしたり……。

ありきたりではありますが、そのようなことで気持ちを度々リセットすることで、あなたの御度は正常に回り始め、自身の身体に留まろうという働きが再生します。

新しい環境に慣れるまでは、そうしたガス抜きを意識的に行なうようにしてください。

一方、気を遣い続けることで消失してしまった御度を取り戻すには、自然のなかに身を置くと良いでしょう。

特に神地(聖地・パワースポット)に行ってしばしそこで過ごすと、周囲に満ち溢れている清浄な御度を補充することができます。

人間関係に気を遣って疲れ切ってしまった人には、ぜひお勧めしたいと思います。

神地にはなぜそのような力があるかというと、大地に流れる大いなる御度が、噴出している場だからです。

このブログでも何度かご紹介しているとおり大地の下には地脈・龍脈という陰陽の脈が通っていますが、神地はそれらの脈の上に位置しており、大地の旺盛なエネルギーが地上に放たれています。

そうした場に身を置くことで、すり減ってしまった御度を補充することができます。

神地から出る御度の力は、地脈と龍脈によって性質が異なります。

また、土地によって出ている御度の色も異なり、自分に合った神地に行くことによってより効果が高まります。

ご自身と相性がいい神地を知りたい方は、鑑定室にいらしたときにご質問ください。

また、「悩みが大き過ぎてどんな気晴らしもする気になれない」、

「神地に行っても元気が出ない」という方は、一度、鑑定室にいらしてください。

あなたの悩みを陰陽道の知恵と術を使って解消いたします。

また必要に応じて、あなたに合った色の御度を見極めた上で、「御度入れの術」を施すこともできます。

人間関係の懊悩であれ、その他の悩みであれ、心身ともに疲れ切って御度が減っているのではないかと感じる方は、ぜひいらしてください。

それでは、また。このブログで鑑定所でお会いしましょう。

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2018年3月 4日 (日)

身近な植物で邪気を払う、陰陽道の知恵

こんにちは、「水の家系」を継ぐ、正統の陰陽師
第27代・安倍成道です。

今年も3月になりました。

まだ寒さを感じる日は多いものの、寒気の中にも春の気配を色濃く感じるようになり、陽の気がしだいに増していると感じます。

3月6日には二十四節季の「啓蟄(けいちつ)」を迎えますが、これは冬籠りしていた虫や蛇などが土中から地上に出てくる時期とされています。暖房をつけて暮らしがちだった部屋から一歩で出て、散策したくなる季節になってきました。

こうした季節に外出し、身近な自然に目を向けると、ふくらみかけた木々の蕾や、活動し始めた小生物などを目にすることができます。

私たち陰陽師はそのような生き物や自然物を活かして、術をかけることが多々あります。

たとえば、ある場所に結界を施す際、その周囲に樹木や自然石などを置いて念を入れ、効果をもたせることがあります。

またある種の呪術では、蛇やムカデなどを使って術の効果を高めたりもします。

そのようなことは、私たち陰陽師をはじめとする術の専門家にしかできませんが、皆さんでも手軽にできる、自然物を使った簡易な呪術をお教えしましょう。

今回は、特に植物を使った呪術をお伝えいたします。

大地のエネルギーを吸い上げ、自らの命に換えている植物はそれ自体が生命力の塊ですが、特に霊的な作用が高いものがいくつかあります。身近で手に入りやすいものをご紹介しましょう。

まず一つ目は「蓬(よもぎ)」です。

よもぎは全国各地に自生していて、誰もが入手しやすい植物です。

こうしたよもぎを採取し、すり潰して家の周囲にまくことで、邪気払いとして利用することができます(公共の場では採集が禁じられている場合もあるのでご注意ください。また、その土地や山自体が聖域として祀られているような場所でも、採取することはやめましょう)。

また、採取したものを料理に使うこともできます。よもぎ餅をつくったり、アク抜きして炒めたり、天ぷらにしたり、お茶にして飲んだりしても有効。また、よもぎをお風呂に入れて、ゆっくりつかってみるのもお勧めです。身にまとわりついた邪気を払ってくれます。

蓬と同様に邪気を払ってくれるのが、「榊(さかき)」です。

榊は神道の神事で使われていますが、それだけ神聖で霊力の強い植物です。玄関や家の周囲に置くことで、悪い気の侵入を防いでくれます。

山にハイキングに行った際に見かける「あけび」も、邪気を払うために有効な植物です。

実を食べることで効果があるのはもちろん、ほのかに甘い果肉に含まれる種を炒って家の周囲に撒くことで、邪気の侵入を防ぐことができます。

また、あけびの茎は蔓状になって伸びますが、その蔓をより合わせて玄関の戸やドアの上に飾ることで、結界としての役割をもたせることもできます。


知人から嫉妬や憎悪などの負の感情をぶつけられたとき。
また職場で悪意のある感情を向けられたと感じたときなどに、上記のことを試してみてはいかがでしょうか。

邪気を払う働きのある植物を身近な場所に置いたり、食べたり、飲料にして飲んだりすることで、邪気に抗する植物の力を自身に取り入れることができます。

また入浴して身体に浸透させたりすることで、負のエネルギーに対する抵抗力を高めることができます。

こうしたものは一般の方々でもできる、ごく簡易な呪術といえるものです。

身近にある植物を活用して、日々をより心安く暮らす知恵を、陰陽道は有しているのです。

ただし、手軽にできはするものの、これらは万能ではありません。

呪術としての専門的な技法が凝らされているわけではありませんし、術者の強い念が込めたものでもありません。
大きな負のエネルギーや、霊的なトラブルに抗するためには、必ずしも有効な手立てとはいえないでしょう。

ご自分なりの努力を試みても、いっこうに心が晴れないときや、負の力にとらわれ続けていると感じる時には、ぜひ鑑定室にいらしてください。陰陽師としての知恵と術を駆使してその原因を探り、懊悩を解消できるようお手伝いいたします。

それでは、また。このブログで鑑定所でお会いしましょう。

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2018年2月22日 (木)

ひな祭りの人形はもう飾っていますか?

こんにちは、「水の家系」を継ぐ、正統の陰陽師
第27代・安倍成道です。

今年は例年にない強烈な寒波が何度も日本にやってきましたが、晴れた日はことのほか暖かく、季節は確実に春に向かっていることを感じさせますね。

そして、もう間もなく3月3日、桃の節句<ひな祭り>がやってまいります。

家族に未婚の女性がいる家庭では、きっともう雛飾りを出して飾られているのではないでしょうか。

早い家では2月に入ってすぐに出されていたりしますが、早く出すぶんには問題ありません。


雛人形は、式神と同じく人型です。

つまり人の念が宿りやすい媒体でもあるといえます。雛人形を見るたびに、人形に思いをはせてみましょう。

また、代々受け継がれてきた立派な雛人形には、代々の娘さんや親御さんの念もこもっており、子孫も幸せな結婚をするようにという思いも受け継がれています。

もし、そうした立派な雛人形をお持ちであれば、ぜひ大事にしてください。

さて、この雛人形ですが、どこに置くのがいいでしょうか。

答えは、玄関もしくは玄関に近いところです。

とはいえ、旅館や料亭など玄関に広いスペースがないと飾ることは難しいかもしれませんが、要は人の目にできるだけ多くとまるところに置くのが最適です。

地域によってはひな祭りだけでなく端午の節句、七五三などは親戚一同を集めて宴を大々的に行うこともありますが、それも幸せになってほしいという一族や知人の思いが集まるわけで、とても理にかなったことなのです。

独身で一人暮らしをされている方でも、おそらく実家では家族の方が雛飾りを出されているはずです。


そうであれば、一人暮らしの方も今住んでいる部屋に小さくてもいいですから、ぜひ雛飾りを玄関や玄関近くに飾ってみましょう。

特に今、結婚を考えている相手や、片思いでも好きな相手がいる方は、男雛にその人のイメージを重ね合わせてみましょう。

そして、ひな祭りは片付けも重要です。

陽がくれたらもう片付けどきです。日をまたぐことのないように、丁寧に思いを込めて閉まって下さい。

中には男雛にイメージする相手が具体的に思いつかない、という方もいらっしゃると思います。

「出会いがなくて」

は鑑定所でよく聴く言葉です。

でも、実際はその方が出会いを見逃している場合もあるのです。

恋愛でお悩みの方は、ぜひ鑑定所にお越しください。

それではまた、このブログで鑑定所でお会いいたしましましょう。

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2018年2月 9日 (金)

平安時代の陰陽師のメインの仕事は?

こんにちは、「水の家系」を継ぐ、正統の陰陽師
第27代・安倍成道です。

突然ですが、私たちの先祖、
たとえば平安時代の陰陽師が
もっとも時間をさいた仕事は何だったと思いますか?

公家の依頼で先読みをして、吉凶を占うこと?
都の人々を守るための結界を張ること?
夜な夜な出没する悪しき物の怪を消し去ること?

いずれも正解です。
ですが、いちばん多かった仕事ではありません。

答えを書きましょう。

なんとそれは、公家たちの恋愛相談だったのです。
いえ、もっと厳密にいえば、
恋愛の仲介、いまでいうパートナー紹介です。

当時の陰陽師は、陰陽寮という国の役所に勤める、いわば公務員でした。
それなのに恋愛の仲介とは、いったいどういうことなのでしょう。

まず、当時の公家の娘ですが、
彼女たちは家の奥に匿われ、外出することはほとんどありませんでした。
当然、男性と知り合うチャンスも皆無です。

これでは男性だって、年頃の女性と知り合うことなど期待できません。

ところが私たち陰陽師は、顧客訪問ということで、
たくさんの公家の屋敷に自由に出入りが許されていました。

当然、仕事が終われば、世間話にもなります。

あの家には、こんな娘さんがいる。
この家には嫁捜しをしている息子さんがいる。

縁談の相談をされることも少なくないわけです。

このように当時の公家たちの恋愛情報は、
主に私たち陰陽師を通じて交わされていたのです。

それだけではありません。
双方で話がつけば、陰陽師は若い恋人たちの伝書鳩がわりにもなりました。

電話もメールもLINEもない時代です。
それに恋愛中の男女といえど、自由に会えるようわけではありません。
思いが募れば「夜這い」という究極の手段もありましたが、
基本は手紙による互いの愛情確認です。

そんなときには、屋敷に出入り自由な陰陽師の独壇場でした。
もちろん託された恋文を、こっそりと相手に届けるわけです。

以前、このブログにおいて、
鑑定でいちばん多いのは恋愛相談です、と書いたことがありました。

あれから1000年の時が流れているのに、
陰陽師の最大の仕事はいまも変わっていないということです。

ご先祖様たちも、まさか1000年後の子孫が、
日々、同じように恋愛相談に追われていると知ったら、
さぞや驚かれることでしょうね。
それとも、苦笑いされるのでしょうか。

それではまた、このブログで、鑑定所でお会いしましょう。

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2018年2月 1日 (木)

陰陽師の節分―豆まきの作法―

こんにちは、「水の家系」を継ぐ、正統の陰陽師
第27代・安倍成道です。

今年は観測史上最強クラスの大寒波が日本にもやってきて、久しぶりに首都圏でも大雪となり、その後も水道管が凍るほどの寒さが続いています。

しかし、暦の上では2月4日は立春。春に向けて少しずつ暖かくなっていく節目です。そして立春の前日2月3日は節分です。

みなさんのご家庭でも豆まきをされるのではないでしょうか。

節分とは、春を迎えるために「鬼」と呼んでいる「陰の気」を追い払う一種の呪術なのです。今年は大寒波を追い払う気持ちで臨むと良いかもしれません。

神社でも節分祭を執り行うところが多いので、豆まき用の豆をそこで入手してから自宅で豆まきをするのもいいでしょう。

より効果的に陰の気を払い、福を呼び込むために、まずは豆を軽く炒っておくといいでしょう。焼け石を鬼にぶつけるイメージです。

豆まきはまず玄関から行います。扉を開けて外に向かって「鬼は外」と豆を打ち、次に「福は内」で玄関内(屋内)に豆をまいて清めます。

次いで南向きの窓がある部屋です。同じように窓を開けて「鬼は外、福は内」です。窓は必ず開けてするようにしてください。

その次は西回りに対角の部屋を豆まきで清めて行きます。

トイレ、お風呂、キッチンなど水をつかう場所は「鬼は外」だけにしましょう。

こうして豆まきと招福が終わったら、家の真ん中で二拍手して福に挨拶をします。

そのあとは豆を年の数だけ食べますが、最近は恵方巻きもあります。関西では昔からあった演技食ですが、最近は全国に広まりました。

やるやらないはおまかせしますが、叶えたい願いがある方は挑戦してみてください。

ところで、この豆まきでは、除霊はできません。あくまで家の中の気を整えるための行事といってもいいでしょう。

なにもかもがうまく行っていない時、豆まきで好転するかというと、霊のせいである場合は効果がありません。死霊は能力者が除霊しなければ解決しないのです。

また、家の中の気がよく回っていない時は、豆まきと同時に家の中の片付けなどもしたほうがいい場合もあります。

なかなか好転しない運気に悩まれている方は、無駄に長く悩むより、一刻も早く鑑定所においでいただければと思います。あなたを悩ませている原因が何なのか、鑑定で見極め、必要なら原因を一掃します。

それではまたこのブログで、鑑定所でお会いしましょう

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